初夏を迎え、街中にも緑が目立つ季節になりました。
広い庭が作れない住宅でも、ちょっとしたスペースに植栽を入れることで、外観の印象が柔らかく、鮮やかになります。
限られたスペースでも出来る、メンテナンスに手間がかからない、そんなちょっとしたガーデニングや便利な植物についてご紹介するコラムです。
今回は、弊社の本村支店でも見頃を迎えている「タイム」についてご紹介いたします。
料理に使えるハーブとして、常緑のグラウンドカバーとして、何かと使える植物としておなじみの、タイム。
本村支店では、コニファーやフェンスに絡めたモッコウバラの足元を飾るグラウンドカバーとして植えています。
小さくてかわいらしい見た目ですが、実はタイムは草ではなく、低木の仲間です。乾燥に強くとても丈夫な植物で、地植えしていったん根付いてしまえば、水やりや肥料の手間もかかりません。
本村支店のタイムも、冬の間はまだ隙間が目立っていましたが、夏が近づくにつれて一気に成長し、地面を覆い隠してしまいました。現在はきれいな薄紫色の花を次々と咲かせてくれています。
一口にタイムと言っても、いろいろな種類のものがあります。料理用ハーブに向くもの、あまり向かないもの、上に伸びるものと横に伸びていくものなど、性質が異なります。
グラウンドカバーとして植えるときは、横に広がる這性(クリーピングタイプ)のものが最適です。
カーポートの隅など、ちょっとした隙間で緑を楽しみたい時におすすめの植物です。