ページトップへ

Case Studies事例集

  • 設計コラム
  • 設計コラム

ガーデニングコラム②

モッコウバラが育ちざかりです。

植物にとって、春は目覚めの季節、夏は成長の季節です。

 

弊社の本村支店に植えられているモッコウバラも、花の見頃は終わってしまいましたが、現在新しい枝がどんどん伸びてきています。

 

 生えたての枝は真っ赤で、だんだん緑色になってきます。

 

花の無い時期でも、緑の枝葉が絡んでいるだけで、アイアンのフェンスがより異国風に、お洒落に見えます。

 

 

今回は、そんな「モッコウバラ」についてご紹介いたします。

 

 

5月頃に住宅地を歩いていると、フェンスやアーチ、外壁などに這わせたモッコウバラが見事に満開になっているお宅をしばしば目にします。

一面を小さな薄黄色の花に覆い尽くされた様子は、とても華やかで通る人の目を引き付けます。

 

「モッコウバラ」という名の通り、バラの仲間ではあるのですが、その見た目も性質も、一般的にイメージされるバラとは少し異なります。

 「バラ」というと、手入れに手間がかかる植物という印象を持たれる方も多いかと思います。

つるバラを植えたいけれど、あまりお世話が大変なものはちょっと…という方にお勧めなのが、このモッコウバラです。

 

 

利点① モッコウバラには、トゲがありません。

通常バラを手入れするときは、鋭いトゲが手や服に刺さって大変なものですが、トゲのないモッコウバラならそのような苦労もありません。わざわざ高価な皮手袋を買う必要もありません。

 

利点② 病害虫に強いです。

一般的に、バラは虫や病気がとても付きやすいものですが、野生の性質を強く残すモッコウバラは、とても丈夫で成育旺盛なのが特徴です。

その代わり、花後は新しい枝が次々と勢いよく伸びてくるので、特に歩道に面したフェンス等に絡ませるときは、邪魔にならないようこまめにチェックして、誘引や剪定をする必要があります。

 

利点③ 肥料が少なくて済みます。

モッコウバラは、もともと丈夫な性質のため、あまり栄養を与えすぎるとかえって怠けて花を咲かせてくれません。施肥は花後から9月頃まででOK。10月~開花期の5月頃までの半年間は、肥料をやる必要がありません。

 

 

ちなみに、モッコウバラは黄色い花を咲かせるものの他に、白い花のものもあります。

黄色と白の2色を混ぜて植えるのも綺麗でおすすめです。

 

また、常緑なので、フェンスに絡ませれば目隠しの役割も果たせます。

 

 

育ちざかりの弊社のモッコウバラも、来年はより多くの花が期待できそうで、今から楽しみです。